コラム
マラソンのメリット・デメリット④
こんにちは。小川です。
月曜日は運動についての知識をお届けしています。
今日も引き続きマラソンのデメリットについてお伝えをします。
昨日は全日本大学駅伝が行われていましたね。
私は駅伝を見るのが大好きでずっと見ていることができます。
このマラソンのように競技として行うなら別ですが(仕方ない)趣味として行うことはデメリットの方が大きいので注意をして下さい。
さて今日のデメリットは障害についてです。
スポーツをしていると障害はつきものです。
障害が嫌ならスポーツをしない方がいいのですが、一般的なマラソンはスポーツの中でも特に障害が多いスポーツです。
それは何故かというとコンクリートの上を走るからです。
走っているときは立っている時の4倍もの衝撃が足に掛かってきます。
そのため足の障害、膝の障害はとりわけ多くなっています。
足であれは足底腱膜炎が代表的な障害でこれは足の裏が痛くなるという特徴があります。
走りすぎによることが多いのでマラソンによる障害と言えるでしょう。
また膝は痛めやすい部位ですね。
マラソンをしている人の多くが膝を痛めています。
また膝の軟骨は消耗品で一端削れてしまうと再生は不可能ですので、膝を使うマラソンは軟骨の消耗を早めます。
その為今痛くなくても将来的に痛みを伴うことになる可能性もあるのです。
コンクリートの上を走ることは本当に危険な行為なのです。
そうした障害の観点からもマラソンはオススメできないスポーツと言えるのです。
それではまた!
復習・炭水化物☆
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
さてさて、今月は11/30(木)に『炭水化物セミナー』があります。
時間は、
・11:00~11:50
・13:30~14:20
・18:30~19:20
・20:00~20:50
になります。
まだまだ空きがありますので、ぜひともご予約下さい(^^♪
ということで今月は、炭水化物に関する知識の復習をしましょう。
このコラムで最初に扱ったのが炭水化物に関してでした(^^)/
それからもう一年。
あっという間ですね。
もう一年経過していますので、おそらく忘れてしまっていますね(笑)
これを機に、もう一度炭水化物について学びましょう(^^)/
まず炭水化物とは炭素の水化物という意味で、必ず炭素と水素を含む有機化合物です。
たんぱく質や脂質と並んで、三大栄養素と呼ばれています。
炭水化物もたんぱく質も脂質も、一つの栄養素を表すのではなく、
たくさんの栄養素の総称です。
炭水化物も一つの栄養素ではなく、
たくさんの栄養素の総称です。
まずは炭水化物に分類される栄養素を見てみましょう。
大きく分けて炭水化物は、糖質と食物繊維に分類されます。
糖質と炭水化物は意味が違いますので、ここを分けて考えましょう。
食物繊維も炭水化物の一種だということも大切ですね。
糖質は、
・単糖類
・二糖類
・三糖類
・四糖類
・多糖類
などに分類できます。
そのうちの単糖類と二糖類のことを糖類(糖分)と言います。
そして三糖類と四糖類のことを少糖類と言います。
つまり、糖類と糖分は同じ意味ですが、糖類と糖質は違う意味です。
この辺りが整理できていないと、糖質制限をしてしまうわけですね。
もちろん糖質制限はしてはいけないことですが、
それは多くの方が白米やパンを食べないことを糖質制限だと思っているのが問題という意味です。
炭水化物を整理するだけでも、何を食べるべきなのかが見えやすくなります。
来週もこの続きです(^^)/
それでは今日はこの辺で!
また水曜日に☆
ビタミンに似ている物質・その②
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
さてさて、先週からビタミンに似ている物質についてお話しています。
働きはビタミンに似ているのですが、実は違う栄養素だった、というものをビタミン様物質と言います。
先週ご紹介したのは、
・コリン(ビタミンBP):抗脂肪肝因子で、神経伝達物質のアセチルコリンとして存在します。
・イノシトール(ビタミンBH):抗脂肪肝因子で、生体膜に含まれています。
・P-アミノ安息香酸(PABA)(ビタミンBx):微生物の増殖因子として発見され、葉酸の構成成分です。
などなどですね。
今日はその続きです。
・カルニチン(ビタミンBt):アミノ酸の一種です。生体内で脂肪を燃焼してエネルギーを産生する際、脂肪を運搬する働きがあります。
燃焼するのはミトコンドリアですが、そこまで持っていくための栄養素です。
カルニチンは体内で生成できます。
・ビタミンP:毛細血管透過因子として発見されました。透過性とは血管を通り抜ける性質の高さを示すものです。
・リポ酸(チオクト酸):ピルビン酸脱炭酸酵素の成分として発見されました。腸内細菌が産生する栄養素です。
・コエンザイムQ(ユビキノン):心筋や微生物から発見されました。強い抗酸化作用があり、電子伝達系の因子として働きます。
体内で合成されます。
こんな感じでしょうか。
他にもありますが、それだけビタミンのように働く物質は多いということです。
体内で合成されるものが多いですが、少量しか合成されない物質はサプリメントで摂取することもお勧めです。
いかがでしょうか。
今週でビタミンについてはひとまず終わりです。
来週から『ミネラル』についてお話してまいります。
お楽しみに(^^)/
それでは今日はこの辺で!
また水曜日に!
マラソンのメリット・デメリット③
こんにちは。小川です。
月曜日は運動に関する知識をお届けしています。
今日も引き続きマラソンのデメリットについてお伝えをしていきます。
先週のデメリットは活性酸素の発生でしたね。
呼吸をしているとその吸った酸素の3%は活性酸素に変わってしまうのですが、マラソンの場合は呼吸数が多くなってしまうのでその分活性酸素の発生が増えてしまう、という内容でした。
今日は別の観点からお伝えをします。
マラソンを行う人の理由は主には2つです。
1つはマラソン大会などに出場するから練習の為に行っているという「好きだから」やっているということです。
もう1つはダイエット目的で「仕方なく」やっているということです。
このダイエット目的で行っている人に当てはまるデメリットなのですが、それは望む効果が出ない、ということです。
ALIVEでは否定をしているので皆さんはご存じだと思いますが、ダイエットの為にマラソンをしても効果はありません。
正確に言えば効果はあるのですが、その効果が出にくいという事です。
未だにダイエット=マラソンというイメージが世間にあることが不思議なのですが、カロリーだけで言うと30分走っても200カロリーほどの消費しかならないですからね。
それならばおにぎりを一つ食べない方が余程効果的です。
運動しなくても食事を多少我慢すれば良いだけですからね。
これは非常に簡単です。
このようにダイエットをしようと思って意気込んでマラソンを続けても痩せないんですよ。
効果が出なかったら続ける意味合いはありませんよね?
また毎日マラソンを続けること自体が難しいので効果が出る以前に止めてしまう人がほとんどではないでしょうか?
このように色々な観点から見てマラソンにはメリットが少ないのです。
ちなみにマラソンを好きで、趣味でやっている人には当てはまりませんので。(活性酸素の話は該当します)
来週はまた違った形(障害について)でのデメリットをお伝えします。
それではまた!
ビタミンに似ている物質・その①
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
さてさて、先週までビタミンのお話をしてきましたが、
今日はビタミンに似た物質を簡単にご紹介します
ビタミンとはそもそも生命活動に必要な窒素化合物で、
それでも体内では生成できないもの、という定義でした。
ですからビタミンB群の一部を生成できる腸内細菌は非常に重要だというお話をしてきましたね。
ビタミンに似ている物質をビタミン様物質とも言いますが、
その働きはビタミンに似ています。
しかし体内で生成できたり、欠乏症がなかったりと、
ビタミンの定義からは外れてしまっている物質のことを指します。
例えばビタミンFという物質があるのですが、その働きはビタミンによく似ているようです。
しかし、調べてみると多価不飽和脂肪酸の一種でした。
つまり必須脂肪酸という枠に入るので摂取はしなければなりませんが、
ビタミンではない、ということですね。
こういう物質は多くあって、
・コリン(ビタミンBP):抗脂肪肝因子で、神経伝達物質のアセチルコリンとして存在します。
・イノシトール(ビタミンBH):抗脂肪肝因子で、生体膜に含まれています。
・P-アミノ安息香酸(PABA)(ビタミンBx):微生物の増殖因子として発見され、葉酸の構成成分です。
という具合ですね。
長くなりそうですので、続きは来週にしましょう(^^;
それでは今日はこの辺で!
また来週☆
マラソンのメリット・デメリット②
こんにちは。小川です。
月曜日は運動に関しての知識をお届けしています。
さて先週はマラソンのメリットについて記していきましたが覚えていますか?
今週はデメリットについてお伝えしていきます。
実はマラソンはデメリットの方が多いと私は思っています。
勿論競技を楽しむということでは良いと思いますが、カラダに対してのリスクが非常に多いのです。
一番のデメリットは活性酸素の発生が多いことですね。
活性酸素とはカラダの細胞をサビさせてしまう猛毒です。
このサビさせてしまうという現象は細胞が老化していくということなのですが、これがカラダにとって非常に良くないことなのです。
何が良くないかと言うと細胞が老化するということは正しい機能を果たせなくなってしまって病気になるリスクを高めてしまいます。
病気というとイメージが湧かないかもしれませんが、もっと身近なことで言えば肌のシミやシワが増えてしまうのです。
これは嫌ですよね。
細胞が老化するということはこういうことを招いてしまうのです。
では何故マラソンがこうした大きなデメリットを引き起こしてしまうのかと言えば、それは酸素を取り入れるとその3%は必ず活性酸素に変化してしまうからです。
呼吸をする限り必ず活性酸素は発生しています。
しかしその呼吸数が多くなればそれはその分だけ活性酸素の発生量を多くしてしまうことになります。
マラソンのような有酸素運動は当然ながら呼吸数が増えますよね。
勿論スポーツ全般は呼吸数を上げるのですが、その中でもマラソンは特別呼吸数が多くなるスポーツです。
だからマラソンをすると老化がしやすくなってしまうのです。
これが一番大きなマラソンのデメリットと言えます。
来週は他のデメリットについてお伝えします。
それではまた!
ビタミンKの摂取源☆
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
先週はビタミンKの働きを書きました。
骨の形成や血液の凝固など、身体にとって大切な働きがありますが、
それでもあまり重要視されていない栄養素でしたね。
不足しては困るので、今日は何から摂取すれば良いのかをお話します。
単に食材を知っていれば良いわけです。
基本は豆類を食べることがおススメです。
豆類はビタミンKが多く含まれていますし、
他にもいろんな栄養素が含まれています。
たんぱく質だけではありませんから、豆類は多く摂取しましょう。
代表的なのは大豆ですが、大豆の弱点は身体を冷やしてしまうことですね。
しかし、発酵させて納豆にすればそれが解消されますから、
やはり納豆を摂取することが大切です。
他にも青ノリや緑黄色野菜に多く含まれていますから、
それらを摂取しましょうね。
総じて豆と野菜を食べるということです(^^)/
しかしワーファリンを使用されている方は注意が必要ですのでお気を付けください。
それでは今日はこの辺で☆
また水曜日に!
マラソンのメリット・デメリット
こんにちは。小川です。
月曜日は運動に関する知識をお届けしています。
今日は有酸素運動に関してのお話です。
今日は出雲駅伝が行われていましたね。
優勝した東海大学は私の母校であるため少し嬉しい気持ちになりました。
さてそのマラソンなどの有酸素運動ですが最近ではブームになっていますよね。
東京マラソンなどはお祭り騒ぎでタイムというより参加することを楽しむイベントになっています。
また湘南でも湘南国際マラソンがあるので身近にマラソンを行う環境がありますね。
私の自宅は海岸に近いのですが頻繁にマラソンをしている人を見かけますし、ALIVEからの帰宅途中にもマラソンをしている人を見ます。
そんな人気のマラソンですが当然ながらメリットとデメリットがあるので覚えて下さい。
先ずはメリットからです。
マラソンは有酸素運動なので主には心肺機能を向上させることができます。
心肺機能は高い方が良いのは確かなので、この機能が向上していくことで息切れしなくなる、血流が良くなる、血圧が下がるなどの効果が実証されています。
更には心肺機能が高い方が生活習慣病の発症リスクが下がることも研究の結果からわかっています。
少ない酸素でも動けるようになるので省エネな身体になると言っても良いですね。
それ自体は非常に良いことなのでマラソンのメリットというものはあると思っています。
また脂肪燃焼効果もあるのでダイエットをしたい人がやることは効果があることは確かです。
と微妙な表現をしましたが、実際に効果はあるのですがやっただけの見返りが少ないのも事実なのでそれはしっかり理解をした方が良いですね。
マラソン選手並みに練習をすれば当然効果はありますのがそれほどは出来ないですからね。
来週はデメリットについてお伝えします。
むしろデメリットの方が多いので来週をお楽しみに。
それではまた!
ビタミンKの働き・その②
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
先週はビタミンKの血液凝固に関するお話でした。
血液凝固に関わる酵素は、ビタミンKがなければ生成できないものが多いということでしたね。
今日は骨の形成に関してです。
骨を形成する際、その主成分であるヒドロキシアパタイトというカルシウム結合体が、
コラーゲンやマグネシウムなどを結合して形を成しています。
それ以外にも使用されているたんぱく質があって、
それがオステオカルシンとグラタンパクです。
オステオカルシンは骨密度を調整する働きがあって、
軟骨や硬骨の調整はこのたんぱく質が深く関わっています。
それもビタミンKを補酵素として生成されています。
グラタンパクはカルシウムが血管に付着して石灰化するのを防ぐ働きがあります。
マグネシウムと同じような働きですね。
これもビタミンKを補酵素にしていますから、ビタミンKが不足する動脈の石灰化が亢進されることになります。
骨はカルシウムの貯蔵庫ですから、
どういう工程で貯蔵するかが正確にプログラムされています。
そこにビタミンKは不可欠ですね。
来週はビタミンKの摂取源についてお話していきます。
それでは今日はこの辺で☆
また水曜日に!
ビタミンKの働き☆
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
先週からビタミンKのお話ですね。
ビタミンKは脂溶性ビタミンの一種で、
脂に溶けやすいという特徴があります。
現代ではあまり不足することはありませんが、
不足してしまえば危険なことにもなります。
天然のビタミンKを、
・ビタミンK1:フィロキノン
・ビタミンK2:メナキノン
合成のビタミンKは、
・ビタミンK3:メナジオン
・ビタミンK4:メナジオール2リン酸ナトリウム
という分け方が出来るということを先週書きました。
今週はビタミンKの働きについてです。
主な働きは3つですね。
①血液凝固
②骨形成
③カルシウムの石灰化抑止
です。
非常に大切な内容ですので、1つずつ見てみましょう。
まず血液凝固ですが、出血してしまった時に血が固まるかどうか、
をイメージして頂ければわかりやすいですね。
少し専門的ですが、ビタミンKはプロトロンビンやクリスマス因子、
スチュアート因子というたんぱく質の補酵素になっています。
これらのたんぱく質は血液凝固のために働きますが、
ビタミンKが不足してしまえば生成されません。
大人であれば出血しても対応は早いでしょうが、
血管が未熟な乳児や幼児がビタミンK不足を引き起こすと、
脳内や腸内でも出血をしてしまいます。
非常に危険な症状ですね。
あまり注目されないビタミンKですが、
不足するのは危険なのです。
来週は骨形成についてです。
それでは今日はこの辺で!
また水曜日に!