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ビタミンについて・その③
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
先週に引き続き、ビタミンについてです。
今日は壊血病からのビタミン欠乏についてお話します。
壊血病とは歯茎や皮膚、消化管などから出血したり、
過度な貧血や体重の減少、免疫力の低下などが同時に起こる病気です。
かつて大航海時代には原因不明の奇病として恐れられ、
多くの船乗りや海賊を死に至らしめました。
1753年、イギリスの海軍船医であるジェームズ・リンドが海兵たち相手に実験し、
レモンやライムなどの柑橘系果物で壊血病が予防できることを発見しました。
ビタミンCと命名されたのは1950年代で、別名アスコルビン酸とも言います。
ビタミンCは体内でとても多くの働きをしていますが、
体内では生成できないビタミンです。
哺乳類ではヒトとサルとモルモットだけが体内で生成できないため、
食べ物から摂取しなければなりません。
これは比較的柑橘類を多く食べる種族だから体内で生成する必要がなくなったわけですが、
それでも腸内細菌が生成しているという見解もあります。
しかし体内で必要な場面がとても多いため、
摂取しなければ間違いなく欠乏症になります。
ビタミンCは水溶性ビタミンという種類に含まれますから、
汗や尿と一緒に流されてしまうのです。
過剰摂取はほとんど心配する必要がないビタミンですね。
その働きは、
・コラーゲンの生成
・メラニン色素の抑制
・血管強化
・免疫機能の向上
などなど、重要な働きをしています。
コラーゲンは体内のたんぱく質の30%を占めていますが、
血管の平滑筋を構成にも一役買っています。
壊血病で歯茎や皮膚に異常が出るのは、
ビタミンCの不足によってコラーゲンが生成できなくなったからですね。
いくらたんぱく質を摂っても、
それが無条件で身体のコラーゲンに変化するわけではありません。
ビタミンやミネラルが補酵素や補基質として働くからこそ身体は成り立っています。
プロテインは非常に重要ですが、
食事から必要な栄養素をしっかりとっているからこそ意味があります。
果物を食べる習慣がない方は、ぜひ取り入れてい見てくださいね。
朝がおススメですね(^^)/
ぜひお試しあれ(^^♪