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ビタミンについて・その②
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
今日はビタミンについてです。
ビタミンは世界で見ても欠乏症が多く、
20世紀はビタミンの時代と言われているくらいです。
人類はビタミンの存在に気が付くまで、
得体の知れない病状に悩まされていました。
そのなかでも、
・脚気
・壊血病
・くる病
・ペラグラ
・悪性貧血
は被害が多く、ビタミンの研究を進めるきっかけになったほどです。
今日からこの欠乏症について触れていきます。
まずは脚気ですね。
脚気は多発性神経炎と言われ、倦怠感や腱反射の喪失、手足のしびれ、歩行障害、心臓の肥大などが起きます。
その原因はビタミンB1の欠乏です。
脚気は江戸時代には風土病とされていましたが、
米糠からビタミンB1が抽出されて研究が進み、
栄養障害だと判断されました。
江戸時代は市民が豊かになり、多くの人たちが玄米から白米に切り替えていった時代ですね。
味は白米の方がおいしいですからね。
米糠を食べなくなった人たちはビタミンB1が不足してしまい、
結果的に脚気になってしまったのです。
当時はビタミンB1が多く含まれる豚肉はあまり食べませんでしたからね(^^;
日清戦争や日露戦争では戦死よりも脚気で病死した人の方が多いと言われています。
それだけ深刻な病気ですが、ビタミンB1をしっかり摂取すれば改善しますし、
現代ではかかる病気ではありません。
しかしビタミンB1が足りないだけで病気になってしまうのは恐ろしいですね。
ビタミンB1は、
・糖質の代謝
・分岐鎖アミノ酸の代謝
・神経機能の正常化
といった重要な働きをします。
豚肉のヒレや大豆、玄米に多く含まれています。
血糖値をコントロールしたい人にも重要です。
来週は壊血病についてお話します。
お楽しみに☆
それではまた水曜日に(^^)/