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脂質について・その①☆
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
ALIVEでは毎週月・水・金曜日に健康の要素である運動・栄養・休養に関する情報を発信してまいります。
毎日のブログよりも少し専門的ですので、ぜひ日々の生活にお役立ていただければ幸いです(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
本日から、三大栄養素の最後の一つ、『脂質』についてお話してまいります。
ダイエットを希望されている方には、ぜひ知っておいていただきたい重要な栄養素です。
脂質とは長鎖脂肪酸、または炭化水素を含んだ生体内に存在するもの、もしくはあるいは生物由来の分子、
という定義があります。
何やら難しいですね(^^;
短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸は脂質ではない、というコトになりますが、
そのあたりは暗黙の了解で定義にも入れているようですね。
炭化水素とは炭素と水素で出来た化合物の総称で、
鎖状や環状に分類されます。
この辺りは化学の分野ですが、身体を構成している物質は体内の化学反応によって生成されていますから、
元は同じなわけですね。
脂質とは大きく分けると
・単純脂質
・複合脂質
・誘導脂質
に分類されますが、
よく耳にする「脂肪」というのは誘導脂質のさらに一部を指します。
厳密に言えば脂質と脂肪という言葉は使い分けなければならないのですが、
脂質のうちのおよそ90%前後が脂肪に属するものですから、
ほとんどの場合が脂肪と表記してもまかり通ってしまうわけです。
今日は大雑把に脂質全体の機能について触れてみましょう(^^)/
まず一つ目の機能として、エネルギー源としての貯蔵が挙げられます。
厳密に言えば脂肪は1gで9.1キロカロリーのエネルギーを持っていますから、
糖やたんぱく質と比べても二倍のエネルギーになります。
エネルギーが不足すれば生死にかかわりますからね、常に貯蔵しておかなければなりません。
二つ目の機能は生体膜の構成です。
生体膜とは細胞膜や筋膜のことで、脂質の一種であるリン脂質や糖脂質、ステロールなどを材料にしています。
三つ目は脂溶性ビタミンを吸収する際に使用するという機能です。
いずれこのコラムでも書きますが、脂溶性ビタミンは脂に溶けやすいビタミン群ですね。
ビタミンA、D、E、Kがそれにあたります。
これらの栄養素が腸管から吸収されるには脂質が必要です。
四つ目は胃滞留時間の延長ですね。
消化が遅いため、長時間空腹を感じさせないというメリットがあります。
そして五つ目が生理活性物質の材料になります。
個人的にはこれが最も重要だと考えているのですが、
生理活性物質は脂質を材料に作られます。
生理活性物質とは体内の反応を司る物質で、
例えば炎症を抑制することも促進することも、一つの生理活性物質が行っています。
それがかゆみだったり、痛みだったりします。
それこそ脂の摂り方で、皮膚炎や脱毛を促進させてしまう事もあるのです。
代表的なものだけでもこれだけ機能を持っている脂質ですが、
摂取の仕方を間違えると大変なことになります。
来週は細かい分類を見ていきましょうね。
それでは今週はこの辺で(^^)/
ありがとうございました☆