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亜鉛について・その④
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
さてさて、今週も先週に引き続き亜鉛の働きについてです。
亜鉛もマグネシウムに次いで重要なミネラルです。
先週は抗酸化酵素をサポートする働きについて書きましたね。
今日は遺伝子の働きを助けているというお話です。
少し難しいですが、
遺伝子の本体でもあるDNAは、RNAというたんぱく質へと転写されますが、
そのときに目印として働いているのが亜鉛のたんぱく質です。
DNAの膨大な情報からたんぱく質を生成しているのですが、
あまりにも膨大すぎて生成できないわけです。
ですから少しでもスムーズにたんぱく質を生成するために、
その情報を要約したものがRNAです。
この要約を転写と言うのですが、複雑な構造を正確に転写するための目印として、
亜鉛たんぱく質は働いているのです。
この亜鉛たんぱく質のことをジンクフィンガーたんぱく質と言い、
亜鉛が不足するということは転写のプロセスが失敗してしまう可能性があります。
転写できないということはたんぱく質を生成できないということですから、
これは結果的に大きな病気に直結します。
以前も書きましたが、たんぱく質において最も重要なのは体内で生成することであって、
食べ物から摂取することではないのでしたね。
体内生成においても大切な役割を果たしているのが亜鉛ということです。
また、亜鉛はDNAそのものを合成するDNAポリメラーゼや、
RNAを合成するRNAポリメラーゼなどのサポートもしています。
これらも非常に重要度が高いので、亜鉛不足にならないようにしましょうね(^^)/
それでは今日はこの辺で☆
また来週!