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世界と日本の差(環境ホルモン)
皆さん、こんにちは。
熊谷です。
先日、コーヒーチェーンのスターバックスが世界で展開する約28000店舗において、プラスチック製の使い捨てストローを2020年までに廃止すると発表しニュースになっていました。
プラスチックごみは、それ自体が環境ホルモン等の有害物質になるだけでなく、それを誤飲した海洋生物が死亡するなど以前から問題視されていましたね。
特にストローはそういった側面が強くあり、先のスタバの発表はこうした環境汚染への懸念が世界的に高まってきていることに対応したもののようです。
私もコーヒーが大好きなので、あまり偉そうなことは言えませんが、こうした企業努力は単純に素晴らしいと思います。
ちなみに、スタバの本社があるシアトルでは都市として世界では初めて飲食店でのプラスチック製使い捨て食器の提供を禁止する条例を施行、EUでも今年5月海洋汚染問題の原因となっている主要な使い捨てプラスチック製品10種類の使用をEU全域で禁止する法案を提出しているそうです。
また、アジアでは台湾が来年7月から飲食店でストローを禁止するという規制案を先月発表したようです。
G7(主要7か国首脳会議)では、海洋保護に向けて各国がプラスチックの削減を促進するという「海洋プラスチック憲章」を提唱し欧州各国はこれに署名したそうですが、日本は署名を見送ったそうです。
海洋保護の重大さとコストを天秤にかけた結果、コストを優先してしまっているという事ですね。
トランス脂肪酸の規制をめぐる構造と全く同じだと言えますが、こういった分野では世界に大きく後れをとっているという事実を改めて認識する必要があると思います。
また、微力ながら個人でできる事として、タンブラーや水筒を持ち歩くなどして、こういった使い捨てプラスチックの使用をできるだけ削減しようと思いました。