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カルシウムについて・その⑤
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
皆様の生活に、ぜひお役立てくださいませ☆
さてさて、先週はリンを多く摂取するとカルシウムが各臓器や動脈で石灰化を起こしてしまうということを書きました。
非常に危険な状態です。
では、なぜリンを多く摂取してしまうとカルシウムが石灰化するのでしょうか。
簡単に説明すると、リンは酸性の性質です。
リンが大量にカラダに入ってきてしまうと、体全体が酸性に傾くわけですね。
体内は各所でph値は異なりますが、
基本的には弱酸性であることが望ましい部位が多い。
となると、体全体が酸性に傾いては困るのです。
それを中和するために登場するのがカルシウムです。
カルシウムはアルカリ性ですからね。
よく売られている飲料水にアルカリイオン水というのがありますが、
単にカルシウムが溶けてイオン化しているだけです。
酸性に傾きすぎた体内をカルシウムによって中和するために骨からカルシウムを溶かして体内に送るのです。
この骨からカルシウムが溶け出すことを脱灰と言います。
脱灰が起きてカルシウムが全身に行き渡り、体内濃度を調整するわけですが、
もちろん血液に乗って各臓器に送られていきます。
しかし、リンがあまりにも多い現代、血液中のカルシウム濃度が高くなり、
血中で石灰化を起こすのです。
これが血中の脂肪酸やマクロファージの死骸などと結合してしまい、
動脈硬化の原因になるのです。
まずはリンを過剰摂取しないことですが、
カルシウムだけが多く含まれている食品を摂取してはいけない理由でもあります。
それでは今日はこの辺で!
また水曜日に☆