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マラソンの危険性その➁
こんにちは。小川です。
月曜日は運動に関しての知識をお届けしています。
先週は「マラソンの危険性」について説明をしていきました。
その中でも先週は酸化についてで、カラダが錆びてきてしまうことをお伝えしていきましたね。
今週もマラソンの危険性についてなのですが、今回は「膝への影響」についてです。
膝には良くないんだな、ということは想像に難くないと思いますがそれが何故かを説明します。
先ず膝には軟骨というものが存在しています。
鶏の手羽元を食べたことがある人なら想像しやすいと思うのですが、骨を覆うように軟骨があり骨同士が当たらないように保護してくれているものなのです。
この軟骨は消耗品で擦り減っていけば再生することはありません。
日本人の膝痛人口は約3200万人と推計されており、これは腰痛の約2800万人をも超える数です。
つまり軟骨が擦り減ってくると膝痛が起こる危険性が高くなるということなのです。
膝を動かしていれば少なからず軟骨は擦り減ってきます。
そのため加齢と共に軟骨は擦り減り膝痛のリスクは高くなるのですが、マラソンをしていると尚更その擦り減りを助長します。
そういうと他のスポーツは大丈夫なのか?と聞かれればスポーツそのもの自体は当然膝の軟骨は擦り減るのですが、マラソンの場合は競技している時間が長すぎるのです。
約42kmも走りその時間は競技者でない限りは4時間~6時間掛かります。
そもそも42kmを走るとなるとそれ相当の歩数を要しますからそれだけ軟骨を使っていることになるのです。
それでももしマラソンをしたいという方には10kmマラソンまでにした方が良いと思いますね。
増してアスファルトの上を走るわけですからそれだけでも他にそんなスポーツはないですよね?
これら諸々の要因を見ても群を抜いて膝への負担が大きいスポーツと言えるのです。
そうした意味であまりおススメは出来ず、危険性が大きいと言えるでしょう。
来週も他の危険性をお伝えします。
それではまた!