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タンパク質が不足すると大変な事態を招く
こんにちは。小川です。
金曜日は新聞に掲載された健康記事を紹介しています。
今日紹介する記事は2016年12月28日に読売新聞に掲載をされた「老年栄養」についてです。
この記事ではお年寄りを対象とした栄養に目を向けています。
その中でも注目を浴びているのが「タンパク質」です。
お年寄りのタンパク質不足は思わぬところで事態を重大にしてしまいがちであることがこの記事からわかるのですが、それは筋力の低下による介護です。
例えば重度の腎臓病の方はタンパク質の制限があるそうなのですが、高齢者にこれをしてしまうとタンパク質不足により筋力が低下して介護になるケースがあるそうです。
その為過度のタンパク質制限は避けているとのことでした。
また高血圧の方は塩分を控えめにすることを指導されますが、その減塩によって食事がおいしくなくなり量が減ることもあるそうで、それによって体力低下に繋がるとのことです。
それであれば多少味が濃くても食べることを優先するそうです。
このように高齢者の場合であれば介護になることを防ぐことは非常に大事なことでそれはお国事情が密接に関連していることは容易に想像ができます。
しかしながらそれを抜かしても介護になってしまうと周囲が大変ですからね。
ここでポイントとなっているのがタンパク質です。
タンパク質は当然ながら高齢者だけが大切な栄養素ではなく、人間であれば絶対に必要不可欠なものなのです。
運動をしている皆さんでは体重1kg当たり1.5gのタンパク質は必要になり、これは体重60kgの人であれば90gを一日に摂取をしなければならないのです。
ちなみにこの90gを豚のもも肉だけで摂取しようとしたら約350gを摂取しなければなりません。
到底この量を摂取するのは無理があり、これはタンパク質の代表格である肉でさえ摂取することは難しいということになるのです。
だからこそ食事ではタンパク質の摂取を極力意識するべきであり、加えてプロテインを摂取することが大切なのです。
食事だけで一日の必要分のタンパク質を摂取するのはほぼ不可能であり、そうなると余分なカロリーも摂取してしまい結果として体重増に繋がってしまうのです。
私個人的には本当にプロテインを摂取することをおススメします。
今回の記事は高齢者の栄養学についてでしたがこれは人間である以上同じことが言えますからね。
健康は運動・栄養・休養の3本柱から成り立ちます。
これを機に改めて見直してみて下さいね。
それではまた!