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脂質について・その④ - 健康習慣クラブALIVE~平塚市、大和市のスポーツジム

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脂質について・その④

カテゴリ: コラム 作成日:2016年12月07日(水)

皆様、こんにちは。

健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/

 

ALIVEでは毎週月・水・金曜日に健康の要素である運動・栄養・休養に関する情報を発信してまいります。

毎日のブログよりも少し専門的ですので、ぜひ日々の生活にお役立ていただければ幸いです(^^)/

 

毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。

久しぶりの栄養コラムですね(^^;

今日も前回に引き続き脂質についてです。

 

前回は誘導脂質について書きましたので、

今日はその中の不飽和脂肪酸についてです。

 

不飽和脂肪酸は、

・オメガ3

・オメガ6

・オメガ9

に分類されます。

 

具体的な脂肪酸で言えば、

・オメガ3:α-リノレン酸

・オメガ6:リノール酸

・オメガ9:オレイン酸

ですね。

 

一度は耳にしたことがあるかと思いますが、

今日はこの摂取するバランスをお伝えしてまいります。

 

不飽和脂肪酸とは二重結合があることがその条件ですが、

オメガ3とオメガ6は二重結合が多いため、

多価不飽和脂肪酸とも言います。

 

この多価不飽和脂肪酸は、身体の中で重要な働きするエイコサノイドという生理活性物質の原料になります。

エイコサノイドは痛みや炎症、かゆみ、筋肉の収縮など、

緊急時の身体にとって必要な反応を司る物質です。

 

例えば、身体に異物が侵入してきた場合、

エイコサノイドが反応してその部位に炎症を起こし危険を知らせるといったように働きます。

このエイコサノイドの原材料がオメガ3とオメガ6なのですが、

実はこの二つの比率次第で、働きが変わってしまうのです。

エイコサノイドは炎症などを起こす作用と、

同時に炎症を抑える作用があります。

 

そして、

オメガ3が多いエイコサノイドは炎症を引き起こし、

オメガ6が多いエイコサノイドは炎症を抑える、

といった具合に、正反対の効果を持っているのです。

 

ですから、炎症やかゆみ、痛みや筋痙攣が起きやすい方は、

オメガ3とオメガ6の摂取バランスが悪いのかもしれません(-_-;)

 

 

では、どういった比率で摂取すべきかをご紹介します。

理想は、

オメガ3:オメガ6=1:4

ということになります。

 

オメガ3は亜麻仁油、荏胡麻油に多く含まれています。

オメガ6はサラダ油、ごま油などに含まれています。

 

となればオメガ6を多く摂取すれば良いのか、

と思いがちですが、そうではありません。

 

オメガ6が多く含まれているサラダ油やごま油は、

(揚げる、焼く、炒めるなどの)加熱調理をするときに大目に使ってしまいます。

ですから、オメガ6は摂り過ぎている、というのが現代人の兆候です。

 

その他、出来合いの食品やレトルト、冷凍食品などに大量に含まれています。

ですから、あえて摂取しようなどと思ってはいけません(-_-;)

 

理想の比率である1:4に対して、

現代人はオメガ3:オメガ6=1:50くらいになっています。

明らかにオメガ6が多く、オメガ3が足りていないのです。

 

オメガ6が多くなれば、体内で作られるエイコサノイドが炎症を促進するタイプが増えてしまいます。

ですから、かゆみや痛み、足がつる、花粉症をはじめとしたアレルギー、アトピー、喘息などが、

発症しやすくなります。

 

 

こういう時は、まずオメガ6を減らしましょう。

先に挙げた食品を避けるだけで、炎症は大分抑えられるのです(^^)/

そして、オメガ3を多めに摂取しなければなりませんね。

亜麻仁油や荏胡麻油も品質で良い悪いが決まりますから、

あまり粗悪なものは買わないようにしましょうね(^^;

 

 

というわけで、今日はオメガ3とオメガ6についてでした。

食卓で使用する脂を選ぶようにしていただくと良いですね。

 

それでは今日はこの辺で(^^)/

また水曜日に☆

 

 

 

 

 

 

それでは今日はこの辺で。

また水曜日に☆