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脂質について・その③
皆様、こんにちは。
健康習慣クラブALIVEのトレーナー若月です(^^)/
ALIVEでは毎週月・水・金曜日に健康の要素である運動・栄養・休養に関する情報を発信してまいります。
毎日のブログよりも少し専門的ですので、ぜひ日々の生活にお役立ていただければ幸いです(^^)/
毎週水曜日は『栄養』に関する情報をお伝えしてまいります。
今日も脂質についてです。
前回は単純脂質、複合脂質について触れましたね。
今回は誘導脂質についてです。
誘導脂質は脂質の90%以上を占めており、
加えて誘導脂質の大半を脂肪を言いますので、
ある意味では脂質=脂肪とも言えますね。
誘導脂質は大きく分けて、
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されます。
その大きな違いは分子結合に二重結合があるかどうかです。
二重結合があるのは不飽和脂肪酸だけ、
それ以外は飽和脂肪酸です。
二重結合があるだけで分解の速さが変わります。
飽和脂肪酸の方が分解が速いので、
身体に使われる速さも速いということです。
これが良いか悪いかは、どういう脂肪酸を摂取したかどうかによります。
誘導脂質は何をどれだけ摂取するかが大切なのです。
飽和脂肪酸はラウリン酸やステアリン酸等が代表例ですが、
動物性脂質の多く含まれていると思って下さればいいですね(^^)/
肉の脂は溶けにくいイメージがあるかと思いますが、
そのほとんどが飽和脂肪酸です。
バターやラードなどを加熱処理の前に引くかと思いますが、
加熱しても液化するだけで結合の質が変わることはありません。
保存も効きます。
対して飽和脂肪酸は、さらに一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類されます。
これは先に書いた二重結合がいくつの分子を境に存在するかで変わります。
・3つに一回の間隔で二重結合があるのはオメガ3(多価不飽和脂肪酸)
・6つに一回の間隔で二重結合があるのはオメガ6(多価不飽和脂肪酸)
・9つに一回の間隔で二重結合があるのはオメガ9(一価不飽和脂肪酸)
と言われます。
これらは植物性の脂肪に多く含まれている脂肪酸で、
熱に弱く溶けやすいという性質があります。
以前、この特徴だけにフォーカスして、
サラダ油は身体に良いんだという『嘘』が出回りましたね(^^;
トクホでも有名だったエコナという商品がありますが、
エコナをはじめとしたサラダ油はオメガ6が主体です。
不飽和脂肪酸の中でも、特に注意しなければならないのがオメガ6なのですが、
これを過剰摂取すると生活習慣病の原因となります。
不飽和脂肪酸の弱点の一つが酸化しやすいということです。
酸化した油は身体に対してかなりの毒性があります。
摂取すればするほど身体に悪いです。
ですから、植物性だからといってサラダ油を使うのは絶対にやめた方がいいですね(^^;
少し長くなってしまいましたのでこの辺にします(^^)/
来週は不飽和脂肪酸の種類とバランスのとり方をお話しますね。
それでは今日はこの辺で。
また水曜日に☆