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最新食事指導は「順番」「質」
こんにちは。小川です。
金曜日のコラムは新聞の健康関連記事を抜粋して内容とその見解をお伝えしていきます。
第1回目の今回は2016年7月25日(月)に埼玉新聞に掲載された「最新食事指導は『順番』『質』」という記事についてです。
記事の中では女子栄養大学管理栄養士の方の栄養指導方法が紹介されており、栄養指導の現場では「何を食べていい、食べてはいけない」ということはない、と述べています。
昨今では血糖値やコレステロールの高くなる食事が問題となっており、そこから生活習慣病に発展することはご存知の通りだと思います。
その為「●●は食べてはいけない」などのことはメディアでも数々紹介されていますが、これがかえって偏食になると語っています。
例えば糖質制限をしておかずだけ食べるということはよくある事ですがこれも偏食になりがちであると言っています。
大切なことはバランスよく食べることであり、お腹いっぱいに食べるには「カサ増し」をさせることだそうです。
白米に玄米を混ぜる、丼やパスタでは野菜量を増やす、などをしてボリューム感をそのままにカロリーを落とすことが大切であるそうです。
また最近では食べる順番を野菜を先にして血糖値を上げないように工夫をする食べ方やコレステロール対策では肉よりも魚や大豆を摂るように勧めて、摂取する脂肪酸の質を上げるように指導をしているとのことです。
この記事で紹介している方法には大きく賛成をします。
欧米食が日本に入ってきた以降、日本の食文化は大きく変動をしてカロリーやコレステロールの高い食事ばかりになってきました。
日本伝統の和食しか食べない、という人の方が今では珍しい、数少ない存在であると言えます。
また農作物が安定して収穫できるようになったことも重なり食事の安定供給が現代では完全に成されており、食べ物がないということがなくなっています。
そうした様々なことが要因をして現代病とも言える生活習慣病が多くの人の中で問題となっているのです。
そうした意味では普段の食事には工夫を凝らすことが必要であると言えるでしょう。
食事量をコントロールできる、という人は別ですが多くの人はそうではありません。
だからこそ、食べる順番、摂取する栄養の質、というものは大切なってくるでしょう。
食べる順番で言えば先に野菜類を食べることで野菜の消化吸収には時間が掛かるためそうしている間に後から食べたご飯や肉などの栄養は吸収されにくく、余分なカロリー吸収を防げるというわけです。
但し糖質制限は必要だと思います。
現代人の肥満原因は糖質の過剰摂取によるものが大きく、運動不足も合い重なって肥満となっているのです。
だからこそ多少の糖質制限は必要であると言えるでしょう。
間食での甘い物、せんべい類などのお菓子の摂取、食事の中でのご飯の量などはコントロールすることをおススメします。
それでは今回はこの辺で。
また金曜日にお会いしましょう。