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ゴジラ対キングギドラ(ネタばれ注意)
カテゴリ: ブログ
作成日:2017年12月12日(火)
火曜日担当の森岡です。
先週に引き続き、おすすめのゴジラ映画としてゴジラ対キングギドラをご紹介します。
前回紹介しましたゴジラ対ビオランテに比べると若干子供向けの要素はありますが、ストーリーは非常によく練られています。
23世紀の未来から未来人が突然やってくるところから物語は始まります。
・「21世紀に活動を活発化させたゴジラの影響で未来の日本は壊滅状態にある」
・「特にゴジラが破壊した原子力発電所からの影響による核汚染が日本全土に広がっており人が住めない状態である」
・「だから我々は未来から過去にさかのぼってゴジラを抹殺し、歴史を変えに来た」
というのが未来人の主張です。
近年続発している自然災害や原発事故の影響を考えると、これらセリフや物語の設定をした
製作関係者たちの未来予測は間違っていないと言えます。(この映画の公開は1992年)
チャックウィルソンというマッチョ外国人タレントが未来人役をしていますが、
このセリフを聞いて、私は思わず笑いが止まってしまいました。
映画公開当時はSF映画が日本でヒットしており、劇中でもスターウォーズやターミネーターの
コピーだと言えるシーンが数多く登場します。
また、当時はCGの技術などもまだまだ進んでおらず、実在するの建物や街並みを再現したミニチュアを作成して
ゴジラの戦闘シーンではそれらを実際に壊す、という方法で撮影をしています。
限られた手法の中で、ありとあらゆる知恵を絞っている点も見返してみると面白いものです。
前回はビオランテが弱い怪獣だということを書きましたが、キングギドラは強いです。
おそらくもっともゴジラを追い詰めた怪獣でしょう。
年末年始のCMにあふれたテレビ番組に飽き飽きしている方はいろいろな映画を見て過ごすことをお勧めします!
シンゴジラと一緒に過去のゴジラ作品もぜひご覧ください。