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歩いているから脚が強い!? - 健康習慣クラブALIVE~平塚市、大和市のスポーツジム

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歩いているから脚が強い!?

カテゴリ: コラム 作成日:2016年09月26日(月)

こんにちは。小川です。

月曜日の今日は運動編についての情報をお伝えします。

 

今日は「歩いているから足が強い!?」です。

 

「私よく歩くから足の筋力には自信があります」さてこの言葉、トレーナーをしているとお客さまからよく聞く機会があるのです。

 

例えばカラダの筋肉量を測定する時、足の筋力を測定する時に脚に自信を持っている方が仰る言葉なのです。

どうですか?

皆さまもそれに該当しますか?

 

実はこれ、歩いているから脚の筋肉量が多いとは全く関係の無いことなのです。

 

これは何故かと言えば簡単に言うと「使っている筋肉が違うから」なのです。

正確には脚は脚なので使っている筋肉の部位が違うということではなく、その筋肉が持つ筋繊維の種類が違う、ということなのです。

 

さて、ここまででは何が何だかさっぱりわからないはずですが、次のことを説明する少し理解が深まると思います。

 

それは赤身と白身の魚の違いについてです。

 

赤身魚の代表的な存在といえばマグロやカツオですが、これらの魚の身が赤いわけはずっと動き続けているからです。

あの赤い色は毛細血管が発達しておりそれにより酸素を筋肉の隅々まで運ぶことが出来るようにしているからなのです。

それにより長時間泳ぎ続けていることができるということです。

 

一方でヒラメやタイなどの白身魚は動いていることよりも止まっていることの方が多い魚です。

ヒラメは砂に紛れて身を潜めており、獲物が来たら一瞬で捕獲をしますよね?

つまり瞬発力に優れているのです。

  

これと同じことが脚の筋肉にも存在しており、特徴としては赤身(赤筋といいます)は持久力に優れているので長時間歩く時には活躍をして、白身(白筋といいます)は100m走の時など瞬発力を要する時に活躍をするのです。

 

そして赤身は筋肉自体があまり大きくならず、白身は大きくなりやすいのです。

 

持久力に優れたマラソン選手は細く、瞬発力に優れた100m選手はカラダが大きく筋肉質ですよね?

これはその練習を突き詰めていっているから筋肉の特徴が目に見えて表れている状態なのです。

 

ここまでご理解いただけましたか?

 

なので歩く時に主に活躍をする赤筋は大きくなりにくい特徴があるので、筋肉量が多い、筋力が強い、というようにはなりにくいのです。

これらは白筋が発達しなければ大きくなりませんので、歩いていて発達するということはありません。

 

歩いていて発達するのは赤筋ということです。

 

これと脚を細くする方法はまた別なので今後また脚を細くする方法はお伝えしたいと思います。

 

今日はよくある勘違いをご紹介しました。

それではまた来週!